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2026年、大人の習い事は「備える学び」と「整える学び」がトレンド!将来への投資につながるスキルとは?

2026年に向けた大人の学びのトレンド:将来への備えと自己の充実

不透明な時代が続く中、2026年に向けて大人がどのような習い事に挑戦したいと考えているのか、その意識が注目されています。教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」を運営するストリートアカデミー株式会社は、毎年恒例の定点調査として「2026年に挑戦したい大人の習い事」に関する調査を実施しました。この調査は、働き方の多様化、リスキリングの必要性の高まり、そして健康やウェルビーイングへの関心拡大といった社会背景を踏まえ、現代の学びのトレンドと人々の価値観の変化を明らかにすることを目的としています。

調査は2025年11月27日から12月6日にかけて、ストアカ利用者である20〜70代の全国の男女564名を対象にWEBアンケート形式で行われました。

「備える学び」が上位にランクイン!将来への投資となるスキル

今回の調査結果では、将来への不安に備え、自己の市場価値を高めるための「備える学び」が男女ともに上位にランクインする傾向が見られました。これは、単なる知識の習得にとどまらず、具体的なキャリアアップや収入源の確保、さらには資産形成に繋がる可能性を秘めた学びとして、多くの大人が関心を寄せていることを示しています。

女性が挑戦したい習い事:英語とAIがビジネススキルとして台頭

女性が挑戦したい習い事ランキング

女性ランキングでは、昨年3位だった英語が1位に上昇しました。インバウンド観光客の増加や海外旅行への関心の高まりに加え、ビジネスシーンでのキャリアアップや業務拡大に不可欠なスキルとして、英語を学び直すニーズが顕著です。

昨年ランキング圏外だったAIが2位に急浮上したことは、現代社会におけるAIの重要性を物語っています。業務効率化やキャリアアップを目的とする声が多く、副業や新しい収入源としてAIを活用したいというビジネスパーソンからの関心の高さがうかがえます。ここでいう「リスキリング」とは、新しいスキルや知識を習得し、仕事で必要とされる能力を高めることを指します。特に、デジタル技術の進化により、既存のスキルが陳腐化する可能性がある中で、新たな職務やキャリアに対応するために学び直すことを意味します。

3位の占いは、副業や独立を目的とする人が約8割を占め、「好きなことを収入につなげたい」というニーズが継続して見られます。

男性が挑戦したい習い事:AIが初の1位、起業・独立もランクイン

男性が挑戦したい習い事ランキング

男性ランキングでは、AIが昨年の4位から大きく順位を上げ、初の1位を獲得しました。業務効率化に加え、転職活動や副業で競争力を高めたいという意識が強く、2025年に生成AIが業務に浸透したことで、「触ったことがある」段階から「使いこなせるようになりたい」という実践的な学習ニーズへと移行していることがうかがえます。

英語は昨年同様2位をキープし、グローバルなキャリア志向や国内のインバウンド需要を仕事に活かしたいという実務的な目的から、安定した必須スキルとして定着しています。

昨年ランキング圏外だった起業・独立が3位にランクインしたことも注目すべき点です。終身雇用や単一収入への不安から、会社員のうちに複数の収入源を準備したいという意識が高まっており、今のキャリアや資格を活かして現実的に準備を進めたいという姿勢が特徴的です。

4位の動画撮影・編集は、副業や情報発信スキルとしての需要を背景にランクイン。YouTubeやSNSでの発信が一般化する中で、「自分で企画・制作・発信まで行いたい」という実践的なニーズが高まっています。5位の電子工作・DIYも、物価高や修繕費上昇への対応に加え、ものづくりを通じた自己表現や副業への活用といった動機が見られます。

心身を「整える学び」も支持を集める

「備える学び」だけでなく、心身の健康維持や生活の質向上を目的とした「整える学び」も多くの支持を集めています。

女性ランキングでは、4位に発酵・麹(昨年圏外)、5位にヨガ・ピラティス(昨年4位)がランクイン。健康志向の高まりを背景に、ダイエットや体調管理、家族の食生活を整えたいといったニーズが見られます。男性ランキングでも7位に家庭(時短)料理、8位にパーソナルトレーニング・筋トレがランクインしており、男女問わず健康や生活の質への意識が高いことがうかがえます。

その他のトレンド:趣味から行動へ

ランキング上位以外にも、2026年ならではの社会背景やカルチャートレンドを反映した習い事が複数ランクインしています。

  • 家庭(時短)料理(女性:6位、男性:7位):物価高や食材価格の上昇が続く中、外食を控え自炊を工夫したいという節約志向に加え、「忙しい中でも無理なく続けられる」「家族に喜ばれる」といった理由から、時短かつ実用的な料理スキルが選ばれています。

  • ダンス(女性:7位):K-POPやアイドルブーム、SNSでのダンス動画の拡散を背景に、ダンスが引き続き人気を集めています。2025年に見られた「観る・真似する」トレンドから、2026年は「実際に習って踊れるようになりたい」という行動フェーズへと関心が移行している点が特徴です。

  • 編み物・刺繍・和洋裁(女性:9位):2025年に「ぬい活」などのトレンドワードが広がった影響もあり、若年層を中心に“推し活”や趣味として楽しめる編み物への関心が高まっています。癒やしや自己表現の手段として選ばれています。

まとめ:将来への投資と自己の充実を両立する学び

2026年の大人の学びは、不透明な社会情勢や将来への不安を背景に、「将来に備える学び」と「今の自分を整える学び」の二つの軸に大きく分かれる結果となりました。

AI、英語、起業・独立といったスキルは、キャリアアップ、業務効率化、副業といった将来への「備えの学び」として支持されています。これらのスキルは、投資初心者にとっても、自己の市場価値を高め、将来的な収入増や資産形成に繋がる可能性のある「自己への投資」と言えるでしょう。

一方で、発酵・麹、ヨガ・ピラティス、家庭(時短)料理といったジャンルは、健康維持や心身のバランス、生活の質向上を目的とした「整える学び」として選ばれており、忙しさやストレスを抱える中で、「無理なく続けられる」「日常にすぐ活かせる」学びが重視されています。心身の健康は、長期的な生産性や幸福度を維持するために不可欠であり、これもまた広い意味での「自己への投資」と捉えることができます。

今回の調査結果から、2026年の大人の学びは、将来への不安に備えながらも、今の自分の心と暮らしを整えることを同時に求める時代に入っていることが明らかになりました。学びのマーケット「ストアカ」では、こうした学びの変化を継続的に捉え、一人ひとりが自分らしい生き方や働き方を実現するための学びの選択肢を広げていきたいと考えているようです。

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