新NISA、約9割が「運用益プラス」!投資初心者が知るべき調査結果
多くの利用者が新NISAで資産を増やしている
2024年1月に始まった新NISAは、個人の資産形成を後押しする制度として注目を集めています。株式会社QUICK資産運用研究所が実施した「個人の資産形成に関する意識調査2025」では、新NISA利用者の87.2%が運用損益がプラスであると回答し、そのうち74.4%が「利用してよかった」と評価していることが明らかになりました。これは、新NISAが多くの利用者にとって、実際に資産を増やす機会を提供していることを示しています。

若年層・高齢層の利用拡大が今後の課題
新NISA口座は2025年6月末時点で約2700万口座に達しており、政府目標である2027年末までに3400万口座の達成に向けて順調に進んでいます。しかし、利用者の約6割を30~50代の現役世代が占めており、今後のさらなる利用拡大には若年層や高齢層へのアプローチが重要であると指摘されています。
成長投資枠とつみたて投資枠、新NISAの賢い活用術
2つの投資枠を使いこなす利用者が増加
新NISAには、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2種類の非課税投資枠があります。
成長投資枠: 上場株式や投資信託などに年間240万円まで投資できる枠です。比較的自由に投資商品を選べます。
つみたて投資枠: 国が定めた基準を満たした投資信託などを、年間120万円まで定期的に積み立てて購入する枠です。定期的に少額を投資することで、価格変動のリスクを分散する効果が期待できます。
2025年の調査では、この両方の投資枠を併用する利用者が増加していることが分かりました。月額換算の利用額を見ると、成長投資枠では年間上限いっぱいの「月20万円」、つみたて投資枠では「月1万~3万円」が最も多い利用額となっています。
人気の投資先は「国内株」と「全世界株投信」
新NISAでどのような商品が人気を集めているのでしょうか。成長投資枠では「国内の個別株式」が、つみたて投資枠では特定の指数(インデックス)に連動する「全世界株式型投資信託」がそれぞれ人気を集めています。
- インデックス型投資信託: 日経平均株価やS&P500などの特定の指数と同じ値動きを目指す投資信託のこと。個別銘柄を選ぶ手間が少なく、分散投資ができるため、投資初心者にも人気があります。
新NISA利用者の本音!もっと使いやすくするための要望とは?
非課税枠の拡大や手続きの簡素化を求める声
新NISA利用者からは、制度をより使いやすくするための様々な要望が寄せられています。「現行制度で不満はない」という声が過半数を占める一方で、生涯非課税上限枠のさらなる拡大や、口座変更手続きの簡素化を求める意見も見られました。
毎月分配型投信への慎重な意見
高齢層にニーズが高いとされている「毎月分配型投信」(毎月運用益を投資家に分配する投資信託)については、今回の調査で新NISAでの購入に慎重な回答が多く、その仕組みに関する理解不足も明らかになりました。投資初心者は特に、分配金が元本から支払われるケースもあるなど、商品の特性をよく理解することが重要です。
シニア世代からの要望
60代以上のシニア世代からは、死亡時に運用商品をそのまま遺族(配偶者)に引き継げる仕組みを求める声が相対的に多く、相続に関する課題意識がうかがえます。
新NISAで資産形成を始めるあなたへ
今回の調査結果は、新NISAが多くの利用者にとってポジティブな結果をもたらしていることを示しています。特に、運用益が出ている利用者が約9割に上るというデータは、投資を始めるきっかけを探している方にとって心強い情報となるでしょう。
資産形成に関するより詳しい情報は、以下のサイトでも確認できます。
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