FXで6割超が利益を確保!投資初心者が知るべき2025年11月のFX市場動向と個人投資家のリアル
「FXって難しそう」「損をするイメージがある」と感じている投資初心者の皆さん、こんにちは!実は、2025年11月のFX個人投資家調査では、6割以上の投資家が収益を確保していたことが分かりました。相場の方向性が定まらない中でも、多くの投資家が利益を積み上げていたFX市場のリアルを、最新のデータと分かりやすい解説でご紹介します。
2025年11月のFX市場全体はどう動いた?
まず、日本国内のFX市場全体の動きを見てみましょう。一般社団法人金融先物取引業協会が公表したデータによると、2025年11月の「店頭FX」(金融機関と顧客が直接取引を行うFXのこと)の月間取引金額は約987兆円でした。これは前月と比べて約19.16%の減少です。特に「USD/JPY(米ドル/円)」という通貨ペア(異なる2つの通貨の組み合わせ)の取引額が大きく減少し、全体の取引額を押し下げたと考えられます。
一方、月末時点の「未決済ポジション」(まだ決済されていない通貨の持ち高)の残高は、合計で約9兆6062億円と、前月からわずかに増加しました。具体的には、「売建玉」(将来売ることを約束した契約)は減少しましたが、「買建玉」(将来買うことを約束した契約)の増加が上回ったためです。USD/JPYのポジションは、円を買う「円ロング」の状態が続いていました。

図1.取引金額とポジション計
(出典)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに作成されたグラフによると、取引金額は前月比で減少していることが分かります。
6割以上の個人投資家が利益を確保!その背景は?
株式会社外為どっとコム総合研究所が、同社のFXサービス利用者を対象に行った調査では、2025年11月のFX取引で「実現益」(実際に確定した利益)を出した投資家の割合は61.2%に達しました。直近4カ月間を見ると、常に6割以上の投資家が利益を上げており、FXが一部の専門家だけでなく、多くの個人投資家にとっても収益機会を提供していることが分かります。

図2-1.取引参加者の損益
では、なぜこれほど多くの投資家が利益を出せたのでしょうか?調査結果では、日米の金融政策に対する方向性が定まらず、相場全体としては特定の大きなトレンドが出にくい「レンジ相場」が続いたと分析されています。このような環境では、価格が一定の範囲内で上下する動きを利用して、短期的な売買で利益を積み上げやすいと考えられます。
どんな通貨ペアが人気?平均取引数量は?
取引者数が多い人気の通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)がトップで、全体の42.5%を占めました。次いでAUD/JPY(豪ドル/円)、GBP/JPY(ポンド/円)が続きます。TRY/JPY(トルコリラ/円)は順位を下げたものの、依然として多くの投資家が取引していることが分かります。

図2-2.通貨ペア別取引者数
また、FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は4.7万通貨(「ロット」という単位で言うと47ロット)で、前月から変わらない水準でした。ここで、「ロット」とはFX取引における通貨量の単位のことで、例えば1ロットが1万通貨を意味する場合が多いです。
この47ロットという取引量でFXを行う場合、どれくらいの資金が必要になるのでしょうか?
例えば、USD/JPYであれば、1ロットあたり約6,300円の「必要保証金」(取引を行うために最低限必要な資金)がかかるため、47ロットの取引には約29万6,100円が必要になります。一方、TRY/JPYであれば、1ロットあたり約200円の必要保証金で、47ロットの取引でも約9,400円で始められます。このように、通貨ペアによって必要な資金が大きく異なるため、自分の資金に合った取引を選ぶことが大切です。

図2-3.平均取引数量
FX投資家ってどんな人?年齢層や経験は?
FX投資家の「口座開設期間」は平均125カ月(10年5カ月)と長く、多くの人が長期的にFX取引を続けていることが分かります。

図2-4.口座開設期間
年齢分布を見ると、50代が32.5%で最も多く、次いで40代が29.3%と続き、ミドル・シニア世代が全体の7割以上を占めています。経験豊富な世代がFX市場で活発に活動していると言えるでしょう。

図2-5.取引参加者の年齢分布
しかし、新規にFX口座を開設している投資家は少し傾向が異なります。新規口座開設者では30代が26.4%でトップとなり、40代(25.6%)、50代(21.1%)が続きます。このことから、比較的若い世代もFXに興味を持ち、新たな資産運用手段として始めています。

図2-6.口座開設者の年齢分布
まとめ:短期売買が鍵?FX市場の今後
2025年11月のUSD/JPYは、一時的な米景気不透明感からドル売りが先行したものの、米国での予算成立見通しやFRB要人の利下げに慎重な姿勢、さらには日本の財務相の発言による円買い介入懸念の後退などを背景に上昇しました。月末には米雇用統計を受けて高値を記録しましたが、その後は反落するなど、方向性が定まらない中で変動しました。
このような状況は、10月に円買いをしていた投資家にとって利益を確定する良い機会となり、多くの個人投資家が短期的な売買で収益を積み上げやすい環境だったと言えるでしょう。
FXは、為替変動を利用して利益を目指す投資ですが、その仕組みを理解し、自分の資金やリスク許容度に合わせて取引することが重要です。今回の調査結果から、FXが多くの人にとって身近な投資選択肢となっていることが分かります。
過去の調査結果やFXに関するさらに詳しい情報は、マネ育chの「投資家調査」カテゴリーから参照できます。
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