日本成長戦略会議とは?
日本成長戦略会議は、高市内閣が主導し、日本の成長戦略を具体的に進めるために設置される会議体です。この会議では、人工知能(AI)や半導体、資源・エネルギー安全保障、防衛産業といった17の分野を「危機管理投資」や「成長投資」の対象と位置づけています。さらに、これらの分野を横断する課題に対応するため、スタートアップ(新しいビジネスを立ち上げる企業)を含む8つの重点テーマについて検討する分科会が新設されます。
日本成長戦略会議に関する詳細はこちらから確認できます。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/nipponseichosenryaku/index.html
藤野氏が取り組むスタートアップ政策
藤野氏が委員を務めるスタートアップ政策推進分科会では、主に以下の3つの取り組みに注力します。
- スタートアップのスケールアップ: 立ち上がったばかりの企業がさらに大きく成長するための支援。
- ディープテック・スタートアップの支援: 革新的な科学技術や研究成果を基盤とする企業(ディープテック)へのサポート強化。
- 地域の経済社会を担うスタートアップの創出・育成: 地域経済を活性化させるための新しい企業の誕生と成長の促進。
藤野氏は、30年以上にわたりファンドマネージャー(投資信託などの資金を運用する専門家)として上場企業(証券取引所で株式が売買されている企業)や未上場企業(上場していない企業)への投資を行ってきました。また、自身も起業家として会社を立ち上げ、上場させた経験も持っています。この豊富な経験と知見を活かし、「日本が持続的に成長していくためには、スタートアップの育成が不可欠」との考えのもと、日本発のスタートアップの成長力を高めるための提言を行っていくとのことです。
藤野英人氏のこれまでの歩み
藤野英人氏は、野村投資顧問(現在の野村アセットマネジメント)やゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントなど、名だたる金融機関を経て、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業しました。中小型株や成長株の運用に長く携わり、ファンドマネージャーとして確かなキャリアを築いています。また、YouTubeチャンネル「お金のまなびば!」での投資啓発活動や、東京理科大学上席特任教授、叡啓大学客員教授などを務めるなど、教育分野でも活躍しています。著書には『「日経平均10万円」時代が来る!』や『投資家みたいに生きろ[増補版]』などがあります。
レオス・キャピタルワークス株式会社について
レオス・キャピタルワークスは、「資本市場を通じて社会に貢献します」という理念のもと、2003年に設立された資産運用会社です。同社が運用・販売する投資信託「ひふみ」シリーズは、「守りながらふやす」運用を特徴とし、お客様の長期的な資産形成をサポートしています。また、国内外の企業年金基金や機関投資家の資産運用も手掛けています。

レオス・キャピタルワークス株式会社の公式サイトはこちらです。
https://www.rheos.jp/
投資信託には費用やリスクが伴います。詳細はこちらをご確認ください。
https://www.rheos.jp/policy/risk/
藤野氏の今回の委員就任は、日本のスタートアップエコシステム(スタートアップを取り巻く環境全体)の発展に大きな影響を与えることでしょう。今後の活躍に注目が集まります。
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