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金投資の基本と「グローバルX ゴールドETF」の魅力
2025年は、コモディティの中でも特に金（ゴールド）が大きな注目を集めました。金の価格は過去1年間で約60%もの大幅な上昇を見せ、史上最高値を更新し続けています。「グローバルX ゴールドETF」（銘柄コード：425A）も、新規上場からわずか3ヶ月で純資産総額100億円を突破するなど、その関心の高さが伺えます。
この記事では、なぜ今、金が投資家から注目されているのか、金が持つ投資における役割や活用方法について、投資初心者の皆様にも分かりやすく解説します。
なぜ今、金が注目されているのか？
金の価格推移と株式との比較
2000年以降の金と世界株式・米国株式の価格推移を見ると、金価格は金融危機やコロナショックといった市場の大きな変動の中でも、世界株式や米国株式を上回る上昇を見せています。特に2025年には過去最高値を更新し、世界中で金への関心が高まりました。
金が持つ二つの重要な機能
金は古代から通貨や装飾品として利用され、その希少性と長期保存性から世界共通の価値が認められてきました。宝飾品としての価値が高く、他の金属のように産業活動の影響を受けにくい特性も持ち合わせています。
金には主に「資産をまもる」機能と「資産をふやす」機能の二つがあります。株式市場が急落するような局面では、「安全資産」としての役割を果たし、資金の逃避先となります。また、物価が上昇するインフレ時には「実物資産」としてその価値を維持し、資産の目減りを防ぐ効果が期待できます。
過去の株式市場のショック時（ITバブル崩壊、世界金融危機、コロナショックなど）のパフォーマンスを比較すると、金は株式などのリスク性資産とは異なる値動きを示し、資産の保全に貢献してきたことが分かります。
さらに、紛争などの地政学的リスクが高まる局面や、金融危機によって通貨の信頼性が揺らぐようなケースでは、金の需要が増加し、リスクヘッジの手段として意識される傾向があります。
中央銀行の金購入動向
近年、世界各国の中央銀行が金の購入量を積極的に増やしています。これは、経済危機時の価値保全、特定の他国通貨への過度な依存回避、そして長期的な実物資産としての信用といった観点から行われています。2025年12月現在、金が最高値圏に上昇している背景には、こうした中央銀行による購入量の増加も要因の一つと考えられています。
日本における金投資の意義
現在、日本でもインフレが進行し、物価上昇が顕著になっています。このような状況で現金をそのまま保有していると、相対的に資産価値が目減りしてしまう可能性があります。インフレが定着しつつある日本において、「実物資産」である金の保有は、インフレヘッジの有効な手段として考えられます。
金現物投資と金ETFの違い
金への投資方法には、金現物を購入する方法と、金ETF（上場投資信託）に投資する方法があります。ここでは、金ETFがなぜおすすめなのかを解説します。
ETF（上場投資信託） とは、特定の指数（この場合は金価格）に連動するように運用される投資信託で、株式と同様に証券取引所でリアルタイムに売買できる金融商品です。
金現物への投資には、以下の点がリスクとして挙げられます。
- 保管コスト・盗難: 金現物を自宅で保管すれば盗難リスクがあり、銀行の貸金庫を利用すれば保管コストがかかります。金ETFの場合、このような物理的な保管に伴うコストやリスクはありません。
- 流動性: 金現物の購入・売却は、専門業者を通じて行うため、金ETFと比較して換金に手間がかかる場合があります。また、業者によって価格や手数料が異なることもあります。
- 取引単位: 金現物は一般的に5グラム程度からの取引が多く、まとまった資金（10万円以上）が必要になることがあります。一方、金ETFであれば、例えば「グローバルX ゴールドETF」は10口3,000円台（2025年12月25日時点）といった少額から投資が可能です。
- 税制: 金現物の売却益は総合課税（最高税率55%）の対象となるのに対し、金ETFの売却益は分離課税のため、税率は約20%です。また、NISAの成長投資枠の対象にもなっており、非課税で運用することも可能です。
これらの点から、金そのものを手元に置いておきたいという方以外は、金ETFの活用が推奨されます。
ポートフォリオにおける金の役割と活用方法
投資におけるポートフォリオとは、複数の金融商品を組み合わせた資産全体の構成のことです。
万人共通の理想的なポートフォリオは存在しませんが、ある試算シミュレーションでは、株式中心のポートフォリオに金を組み入れることで、リターンの向上とリスク（最大下落率）の抑制効果が期待できることが示されています。
金は株式とは異なる値動きをする傾向があるため、ポートフォリオに加えることで、資産全体の分散投資効果を高めることが期待できます。
金ETFを選ぶ際のポイント
数多くある金ETFの中から、どれを選べば良いのでしょうか。主なポイントは以下の通りです。
コスト（信託報酬）: 金ETFはどれも金価格に連動する商品性を持つため、基本的なパフォーマンスに大きな差は出にくいです。そのため、なるべく信託報酬（ETFの運用管理費用）が低いものを選ぶことが重要です。「グローバルX ゴールドETF」（銘柄コード：425A）は、2025年12月26日時点で東証上場ETFの中で最安水準の信託報酬の一つとされています。
金現物への裏付けの有無: 金現物への裏付けがあるETFは、運用会社が実際に金を保管しており、ETFの価格は金現物と連動すると考えられます。一方、コストを抑えるために金の先物価格に連動する仕組みを採用しているETFもあります。後者の場合、市場が変動した際にETFの価格と金価格が乖離する可能性があります。「グローバルX ゴールドETF」（銘柄コード：425A）は、金現物への裏付けがあるETFです。
純資産総額や歴史: 純資産総額が大きいETFや、運用実績が長いETFは、一般的に流動性が高く、安心して投資できる傾向があります。
「グローバルX ゴールドETF」（銘柄コード：425A）は、地政学的リスクの高まりやインフレ対策として注目される金への投資を手軽に行えるETFです。金の持つ分散投資効果を活用することで、資産運用の一助となるでしょう。
Global X Japanについて
Global X Japan株式会社は、株式会社大和証券グループ本社、大和アセットマネジメント株式会社、米国Global X Management Company Inc.との合弁で、2019年9月に日本初のETF専門資産運用会社として設立されました。Global Xの商品開発力を活かし、成長テーマ型、インカム型、コア型、コモディティ型といった革新的なETFラインアップを計61本提供しています。
詳細は以下の公式WebサイトとYouTubeチャンネルで確認できます。
公式Webサイト: https://globalxetfs.co.jp/index.html
公式YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@GlobalXETFsJPN
