あなたの暗号資産、取引所に「放置」していませんか?そのリスクを解説
株式会社Claboが2026年4月10日に実施した「長期保有資産の保管方法とウォレット移行に関する実態調査」によると、暗号資産投資経験者746人のうち、長期保有目的の暗号資産の46.9%が取引所に「放置」されていることが明らかになりました。
「放置」と聞くと、少しドキッとするかもしれませんね。これは、購入した取引所にそのまま預けっぱなしにしている状態を指します。手軽に取引できるメリットがある一方で、実はいくつかのリスクが潜んでいます。
半数近くが取引所に放置!その便利さの裏にある落とし穴

調査結果を見ると、長期で持つつもりなのに、約半数の人が取引所に預けていることが分かります。これは、以下のような理由が考えられます。
利便性の高さ: 取引所は売買がしやすく、操作も簡単です。
自己管理の難しさ: ウォレットへの移行は、初心者にとって心理的・技術的なハードルが高いと感じがちです。
しかし、この「便利さ」の裏には、実は大きなリスクが隠れている可能性があります。
取引所破綻やハッキングの可能性も?過去の事例から学ぶリスク
取引所に暗号資産を預けている場合、以下のようなリスクに注意が必要です。
取引所の破綻: もし取引所が経営破綻してしまった場合、預けていた資産が返ってこない可能性があります。過去にも、破綻によって利用者の資産が失われた事例は存在します。
ハッキング被害: 取引所は多くの資産が集まるため、サイバー攻撃の標的になりやすいです。セキュリティ対策は日々強化されていますが、万が一ハッキング被害に遭うと、資産が盗まれてしまうリスクがあります。
「まさか自分は大丈夫だろう」と思いがちですが、大切な資産は自分で守る意識を持つことが何よりも重要です。
ウォレットって何?暗号資産の自己管理で安心を手に入れる基本
取引所に預けるリスクを知った上で、「じゃあどうすれば安全なの?」と疑問に思った方もいるでしょう。その答えの一つが「ウォレット」を使った自己管理です。
ウォレットとは、暗号資産を保管するための「お財布」のようなものです。大きく分けて、「ソフトウェアウォレット」と「ハードウェアウォレット」があります。
移行未経験は4割近く!自己管理への第一歩を踏み出そう

今回の調査では、37.9%の人が「ウォレットへの移行経験がない」と回答しています。約3人に1人以上が、購入した取引所以外に資産を移動させた経験がないということですね。
確かに、初めてウォレットを使うのは少し不安かもしれません。しかし、一度経験してしまえば、意外と簡単だと感じる人も多いようです。まずは「少額から試してみる」という気持ちで、自己管理の第一歩を踏み出してみませんか?
ソフトウェアウォレットとハードウェアウォレット、あなたに合うのはどっち?
ウォレットには主に2種類あります。
ソフトウェアウォレット(ホットウォレット):
スマートフォンやパソコンにインストールして使うタイプ。
インターネットにつながっているため、手軽に利用できるのがメリットです。
取引所から自己管理への最初のステップとして選ばれやすいです。
ただし、インターネットにつながっている分、ハッキングのリスクはゼロではありません。
今回の調査では、28.3%の人が利用しています。
ハードウェアウォレット(コールドウォレット):
USBメモリのような専用デバイスで、暗号資産をオフラインで保管するタイプ。
インターネットから完全に切り離されているため、最もセキュリティが高いとされています。
「コールドウォレット」とも呼ばれ、長期保有の資産管理に最適です。
導入にはコストがかかりますが、大切な資産を守るための最終手段とも言えます。
今回の調査では、所有率は55.9%と高いものの、実際に長期保管で利用しているのは11.3%に留まっています。
どちらを選ぶかは、あなたの資産額やセキュリティへの意識によって変わります。まずは手軽なソフトウェアウォレットから試してみて、慣れてきたらハードウェアウォレットの導入を検討するのも良いでしょう。
【初心者向け】まずは少額から!ウォレット移行を体験してみよう
「いきなり大金を移すのは怖い…」と感じる方は、ごく少額の暗号資産からウォレットに移行することを強くおすすめします。
例えば、数百円分の暗号資産をウォレットに移してみて、その操作方法や流れを体験してみてください。一度成功すれば、自信がつき、セキュリティ意識も自然と高まります。この小さな成功体験が、あなたの暗号資産管理を大きく変えるきっかけになるはずです。
年齢や投資経験で異なる?みんなの暗号資産管理の実態を深掘り!
暗号資産の管理方法は、個人の年齢や投資経験によっても大きく異なることが、今回の調査で明らかになりました。
高齢層ほど取引所頼み?世代で異なる管理意識の背景

調査結果によると、年齢が上がるにつれて取引所に暗号資産を「放置」する割合が高まる傾向が見られました。
20代: 39.9%
60代: 58.3%
これは、高齢層ほど「自分でシードフレーズ(ウォレットを復元するための秘密の言葉)を管理することに伴う紛失リスク」を避けたい、あるいは「トラブルがあった時にサポートしてくれる取引所に預ける方が安心」と考える傾向があるためだと推察されます。長年培ってきた金融リテラシーが、より保守的な選択につながっているのかもしれません。
一方で、20代の投資家はソフトウェアウォレットの利用率が全世代で最も高く(32.7%)、スマートフォンアプリで完結する利便性を重視していることがうかがえます。デジタルネイティブ世代にとって、ウォレット利用は日常的な体験の延長線上にあるのかもしれません。
投資経験が浅い人ほど要注意!ベテランが実践する安全策

投資経験の長さも、暗号資産の保管方法に影響を与えています。
投資歴1年未満: 57.7%が取引所に放置。
投資歴3~5年: 取引所放置率が38.8%と最低水準になり、ハードウェアウォレットの利用率が23.3%と突出して高まる。
これは、投資経験が浅い段階では、まず取引所の利便性を優先する傾向があるためでしょう。しかし、投資経験を積む中で、相場の変動やセキュリティリスクを経験し、「自分の資産は自分で守る」という意識が高まることが分かります。
特に3~5年の経験を持つ層は、一度は市場の荒波を経験し、セキュリティへの危機意識が芽生えるタイミングなのかもしれませんね。ベテラン投資家ほど、資産の一部をコールドウォレットに隔離するなど、より高度な管理手法を実践している傾向が見て取れます。
あなたの資産はいくらから?ウォレット移行の目安と基準
今回の調査では、「いくらくらいの暗号資産からウォレットに移しますか?」という質問に対し、保有額に比例してウォレット移行の基準額も上がる傾向が示されました。
これは、資産が増えるほどセキュリティへの意識が高まり、より安全な自己管理を求めるようになる自然な流れと言えるでしょう。明確な基準はありませんが、あなたが「この資産は失いたくない」と感じる額になったら、ウォレットへの移行を真剣に考えるタイミングかもしれません。
もしもの時はどうする?暗号資産のトラブルを避けるための相談先
暗号資産投資には高いリスクが伴い、投資判断は自己責任で行う必要があります。しかし、もしトラブルに巻き込まれてしまったり、不安なことがあったりした場合は、一人で抱え込まずに専門家や公的機関に相談することも重要です。
専門家・公的機関への相談窓口
株式会社Claboへのご相談(初回無料):
ウォレットの復旧、セキュリティ対策、保全手順など、暗号資産に関する相談を受け付けています。
警察相談専用電話:
犯罪被害やトラブルに関する相談ができます。
https://www.gov-online.go.jp/article/201309/entry-7508.html (#9110)
消費者ホットライン:
消費者トラブルに関する相談ができます。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/ (188)
詐欺的な投資に関する相談ダイヤル:
金融庁が設置している、詐欺的な投資に関する相談窓口です。
https://www.fsa.go.jp/news/r5/sonota/20240619/toshisagi.html (0570-050-588)
これらの窓口を上手に活用し、安心して暗号資産投資に取り組める環境を整えましょう。
調査結果の完全版はこちら
より詳細な調査結果やデータを確認したい方は、以下の公式レポートをご覧ください。
資や家計管理は、一度学べば終わりではありません。常に新しい知識を吸収し、自分の状況に合わせて見直していくことが大切です。もっと深く学びたい方は、以下の情報も参考にしてみてください。
初心者向けの投資書籍: 難しい専門用語を使わず、漫画などで分かりやすく解説している本から読み始めるのがおすすめです。
家計管理の入門書: お金が貯まる人の習慣や、具体的な節約術が学べる本を読んでみましょう。
証券口座の開設を検討する: 投資を始めるには、まず証券口座が必要です。手数料や取扱商品、サポート体制などを比較して、自分に合った口座を選んでみましょう。
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