暗号資産投資のリアルな目的とは?「将来への備え」が主流に
「暗号資産(仮想通貨)投資」と聞くと、「一攫千金」や「投機的」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、最近の調査によると、その目的は大きく変化していることが明らかになりました。
株式会社Claboが暗号資産投資経験者1,221名を対象に実施した調査では、「将来に向けた資産形成(将来に向けて増やしたい)」を目的とする層が48.9%と、約半数を占める結果となりました。
これは、暗号資産が短期的なギャンブルではなく、住宅購入や老後資金の準備など、長期的な視点での資産運用の手段として捉えられるようになっていることを示しています。多くの投資家が、生活設計の中に暗号資産を組み込んでいる現状が浮き彫りになったと言えるでしょう。
「資産形成」とは、将来の目標達成のために、計画的に資産を増やしていくことです。暗号資産をその手段の一つとして考えることは、現代の資産運用における新しいスタンダードになりつつあります。

短期利益や「一攫千金」を狙う投資家も存在
一方で、市場の価格変動(ボラティリティ)を利用して短期間で利益を狙う「短期利益」派も20.6%存在します。また、「人生を変えるような大きなリターンを求める(夢の実現)」派も18.6%おり、依然として暗号資産に爆発的な成長を期待する投資家層も一定数いることが分かります。
これらの層は、市場の流動性や活気を支える重要な存在です。しかし、特に初心者の場合、高いリターンを狙う投資は、同時に高いリスクを伴うことを理解しておく必要があります。相場の急変時に冷静な判断を下すことが、長期的な成功の鍵となります。
年代で変わる暗号資産投資の目的!あなたの世代は?
投資目的は、年代によっても異なる傾向が見られました。これは、各世代のライフステージや資金ニーズが反映されていると考えられます。

調査によると、30代では「短期利益」を求める割合が25.9%と、他の現役世代に比べて高いことが判明しました。これは、30代が仕事や私生活で資金需要が高まる時期であり、手元の資金を効率的に増やしたいという意欲の表れかもしれません。
対照的に、20代から40代の層では、いずれも「資産形成」が約半数を占めています。特に20代では52.7%に達しており、若い世代ほど将来への不安から、早期の資産形成に暗号資産を活用している様子が伺えます。若い世代にとって、暗号資産はもはや珍しい投資対象ではなく、資産運用における選択肢の一つになっていると言えるでしょう。
さらに興味深いのは、70歳以上の層で、「夢の実現」を目的とする割合が40.9%と突出して高い点です。これは、限られたサンプル数ではありますが、高齢層の一部に、人生を大きく変えるような夢を抱き、暗号資産市場に積極的に挑戦するアクティブな投資家が存在することを示唆しています。
あなたの年代の傾向を知ることで、他の投資家がどのような目的で暗号資産に投資しているのか、客観的に把握するヒントになるでしょう。
投資目的で変わる「投資額の傾向」と初心者へのヒント
投資目的が異なると、実際に投じる資金の額にも違いが見られます。これは、投資戦略を立てる上で非常に重要な視点です。

資産形成層は長期的な視点で安定投資
将来を見据えた資産形成を目的とする投資家は、全体の5割以上が100万円から300万円未満のレンジに資金を投入しています。この層は、一度に大きなリスクを取るよりも、中長期的な成長を期待してまとまった余剰資金を運用する傾向があります。暗号資産を「ポートフォリオ」(資産の組み合わせ)の一部として組み込み、安定した資産成長を目指す堅実な姿勢が投資額にも表れています。
「夢の実現」派は少額から大きなリターンを狙う
人生を変えるような一攫千金を狙う「夢の実現」派は、その投資額を見ると、1万円未満の層が44.0%と最も多いことが分かりました。これは、「少額から万倍の利益を狙う宝くじのような投資行動」がこの層の主流であることを示唆しています。多くの人が、リスクを極限まで限定しつつ、暗号資産特有の爆発的な上昇益(通称「ムーンショット」)に期待を寄せていると言えるでしょう。

この層は、特定のアルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)や、いわゆる草コイン(時価総額が低い、マイナーな暗号資産)への集中投資を行っている可能性が高いです。元本を抑えつつ、レバレッジ(少額の資金で大きな取引をすること)や価格の跳ね上がりを狙う手法は、非常に投機性が高く、成功の確率は決して高くありません。
短期利益派は機動力を重視した投資額
短期間での利益獲得を目指す層は、101万円から300万円未満のレンジに43.0%が集中しており、機動力を重視した資金配分が目立ちます。短期売買において利益効率を上げるためには、一定以上の証拠金や取引ボリュームが必要となるため、自然と投資額が引き上げられている形です。

この層は、1万円未満の割合も30.2%存在しており、短期トレードを「練習」や「小遣い稼ぎ」として捉える層も一定数含まれています。投資金額の多寡に関わらず、時間軸を短く設定することで、複利効果や回転率を意識した運用を行っている点が特徴です。市場のボラティリティを歓迎し、積極的に取引を行うトレーダー層と言えるでしょう。
初心者の方は、まず自分の投資目的を明確にし、その目的に合った投資額とリスク許容度を理解することが重要です。
大切な資産を守るために!ハードウェアウォレットの重要性
暗号資産投資において、資産を守るためのセキュリティ対策は非常に重要です。今回の調査では、暗号資産投資経験者のハードウェアウォレット(HW)所有率は55.9%に達し、購入動機の最多は「セキュリティが不安だった(38.1%)」という漠然としたリスク意識であることが判明しました。
ハードウェアウォレットとは、暗号資産をインターネットから隔離された物理的なデバイスに保管するもので、オンライン上でのハッキングリスクを大幅に低減できるため、「コールド管理」とも呼ばれます。特に、保有額が50万円を境に所有率が74.5%へ急増しており、「守る価値がある金額」という心理的閾値が浮き彫りになっています。
また、20代以下の所有率が78.5%と突出しているのに対し、50代では35.0%に留まるという深刻な世代間格差も明らかになっています。暗号資産を長期保有する「ガチホ」(長期保有の意)派の中にも、取引所に資産を放置しているケースが見られるなど、セキュリティ意識の向上が求められます。
あなたの資産を守るためにも、暗号資産の保有額が増えてきたら、ハードウェアウォレットの導入を検討することをおすすめします。
株式会社Claboでは、ウォレットの復旧をはじめとするセキュリティ対策や、暗号資産に関する相談を初回無料で受け付けています。詐欺をはじめとするトラブルについても相談可能ですので、不安な方はぜひ活用を検討してみてください。
- Claboへのご相談(初回無料):https://www.clabo-inc.co.jp/contact
暗号資産投資を始めるあなたへ:成功への第一歩を踏み出そう
今回の調査から、暗号資産投資が「一攫千金」狙いだけでなく、「将来への備え」として多くの人に活用され始めていることがわかりました。投資を始める際は、まず「なぜ投資をするのか」という目的を明確にすることが成功への第一歩です。
自分のライフプランに合わせた投資目的を設定し、それに見合ったリスク許容度と資金配分を検討しましょう。そして、大切な資産を守るためのセキュリティ対策も忘れずに行うことが重要です。
暗号資産投資には高いリスクが存在し、投資判断は自己責任で行う必要があります。本レポートは情報提供を目的としており、いかなる投資勧誘や助言を構成するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の判断で行い、必要に応じて専門家の助言を求めてください。
より詳細な調査結果は、以下のレポートで確認できます。
もし、暗号資産投資に関するトラブルや不安がある場合は、専門家や公的機関への相談も検討しましょう。
警察相談専用電話:https://www.gov-online.go.jp/article/201309/entry-7508.html(#9110)
消費者ホットライン:https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/(188)
詐欺的な投資に関する相談ダイヤル:https://www.fsa.go.jp/news/r5/sonota/20240619/toshisagi.html(0570-050-588)
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