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投資初心者は株価が下がったらどうするべきか?様子見してはいけない場面とその理由 

株価の急落に直面したとき、多くの個人投資家は「様子見」を選択しがちです。しかし、この判断が投資の失敗につながる可能性が高いのです。特に投資初心者は見極めるタイミングを見誤りがちです。なぜ株価下落時に様子見をしてはいけないのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

株価の下落スピードは株価上昇スピードよりも速い

まず、株式市場の特性として、下落のスピードは上昇時よりもはるかに速いことを理解する必要があります。株価が下がり始めると、多くの投資家は「なぜ下がっているのか」「いつ反発するのか」とあわてて考え始めます。しかし、この思考が危険なのです。なぜなら、下落の理由を探っている間にも株価は更に下がり続け、含み損が膨らんでいくからです。

含み損が大きくなればなるほど、投資家は心理的に売却が困難になります。「もう少し待てば戻るかも」という希望的観測にとらわれ、結果的に塩漬け株を抱えることになりかねません。

事前決めた明確なルールに基づいて冷静に売却する必要性

では、どうすれば良いのでしょうか?答えは簡単です。事前に明確な売却ルールを設定し、それを厳守することです。例えば、「25日移動平均線を割り込んだら売却する」「●●円、●●%を割ったら売却する」というルールを決めておけば、感情に左右されず冷静な判断ができます。

このアプローチは、リーマン・ショックやコロナ・ショックのような大規模な市場暴落時にも有効です。あらかじめ決めたルールに従って行動することで、致命的な損失を避けられる可能性が高まります。

まとめ

株式投資において、一度の大きな失敗で過去の利益が吹き飛ぶことは珍しくありません。そのリスクを最小限に抑えるためにも、感情的な判断ではなく、論理的なルールに基づいた投資行動が重要です。

次に株価が下がったとき、「様子見」ではなく、自分で決めたルールに従って冷静に行動してください。それが長期的な投資成功への近道となるのです。