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冬の水道光熱費、暖房の陰に隠れた「給湯」の盲点
パナソニック株式会社が全国400名を対象に実施した調査によると、冬場に「料金が増えている」「気になる」と感じる水道光熱費の項目として、「暖房」が73.0%と圧倒的多数を占めました。しかし、「食器洗い」にかかるコストを気にする人はわずか5.3%にとどまっています。
資源エネルギー庁のデータによると、家庭における用途別エネルギー消費では、「暖房」よりも「給湯」の方が大きな割合を占めています。このことから、多くの人が見過ごしがちな「給湯」が、冬の家計における意外な盲点となっていることがわかります。
- 出典：資源エネルギー庁ウェブサイト「世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移」
https://www.enecho.meti.go.jp/about/energytrends/202506/html/s-1-2.html
また、冬場の水道光熱費全体で気になる項目では「電気代」が62.5%で1位ですが、「水道代」は3.8%、「燃料・ガス代」は23.0%と関心が相対的に低い結果となりました。
冬の食器洗いは「二重課金」状態？ 冷たさ回避でお湯が必須に
食器洗いのコストが見過ごされる背景には、「水の冷たさ」が挙げられます。冬場の食器洗いで最も負担に感じることを尋ねたところ、34.0%が「水の冷たさ」と回答しました。この冷たさを避けるため、全体の77.0%もの人が食器洗いに「お湯」を使用しています。
お湯での手洗いは、ガス代と水道代の両方がかさむ「ダブル課金」状態と言えます。多くの人がそのコスト構造に気づかないまま、日々の家事を行っているのが実情です。さらに、負担の3位には「手の乾燥」が21.8%と上位にランクインしており、冬の食器洗いは「見えない出費」と「身体的負担」の両方が重くのしかかっています。
「手洗い信仰」の誤解と食洗機の節約効果
今回の調査で注目すべきは、「手洗いと食洗機、どちらが水道光熱費を節約できるか？」という設問に対し、約4割の人が「手洗いの方が安い」と回答したことです。依然として「機械を使うと電気代がかかるため高い」というイメージを持つ人が一定数いることがわかります。
食器洗いの節約方法として、33.8%の人が「水をこまめに止める」と回答し、節水の工夫をしていることがわかります。
しかし、節約アドバイザーの和田由貴さんによると、食器洗いの際にお湯を使うことで「水道代」とお湯を温めるための「ガス代」「電気代」が同時にかかっていることを意識している人はまだ少ないのが現状です。特に冬場は、水を温めるためのエネルギーコストが大きく増えるタイミングであり、知らず知らずのうちに光熱費が膨らんでいる可能性があります。
和田さんは、手洗いの場合、水の流しっぱなしで無駄が生じやすく、ひと冬で数千円単位の水道代とガス代が上がる事例も少なくないと指摘します。一方、食洗機は使用水量を最小限に抑えられ、水をお湯にするエネルギーも削減できるため、手洗いよりも光熱費を大きく節約できるとのことです。例えば、約5人分の食器を洗う場合、手洗いでは年間約46,200円かかるところ、食洗機を活用すれば年間約22,300円と、半額ほどの節約につながるケースもあるとしています。
物価高が続く中、「手洗いの方が安い」という思い込みが、かえって冬場の家計を圧迫している可能性があります。辛い「冷たさ」や「手荒れ」、そして無自覚な「水道光熱費」から解放されるために、食洗機を活用することは、家計にも家族との時間にもゆとりをもたらす賢い選択と言えるでしょう。
パナソニックの食洗機で始める、冬の賢い節約新習慣
パナソニックでは、多様なライフスタイルに合わせた食洗機を展開しています。冬の家事負担を軽減し、賢く節約するために、食洗機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
洗剤の自動投入からコース選択までおまかせの食洗機
液体洗剤自動投入機能を搭載した食洗機なら、食器をセットしてスタートボタンを押すだけで、汚れ具合をセンサーが検知し最適な洗剤量と洗浄プログラムを自動で設定します。洗剤を計量する手間や、洗い方を悩む必要がありません。5人分相当の食器であれば、手洗いの約1/7の水で洗うことができます。
分岐水栓の取り付け不要なタンク式食洗機
分岐水栓の取り付け工事が難しい方や、賃貸住宅にお住まいの方には、タンク式の食洗機がおすすめです。ドアが上に持ち上がる「リフトアップオープンドア」により、シンク横などの狭い場所にもスマートに設置可能です。
システムキッチンに組み込むビルトインタイプの食洗機
システムキッチンに組み込むビルトインタイプの食洗機は、食洗機専用液体洗剤の投入も運転コースも自動で行います。庫内のニオイを抑制し、除菌する「ナノイーX」を搭載しており、洗浄後だけでなく、まとめ洗い前の食器の保管も清潔に保てます。手洗いでは難しい50℃以上の高温・高圧水流で、汚れをしっかり洗い落とします。
これらの食洗機を活用することで、冬の家事負担を減らし、家計にゆとりをもたらすことができるでしょう。
